私たちの技術について

PHARYNTEC社の持つ技術の概要

今までに当社(関連社)にて特許取得済の技術の詳細をご紹介いたします。

○三波干渉波式深部神経電気刺激装置【特許第7097126号(登録日2022.6.29)】
○深部体内音センサ【特許第6902250号(登録日2021.6.23)】

三波干渉波式深部神経電気刺激装置

[Before]
 加齢や疾病などの影響で、食物の飲み込みが不十分となる摂食嚥下障害の有病割合は、在宅高齢者の約2割に達するという統計があります。
 同障害により、満足に栄養がとれないことによる体の抵抗力の衰退や誤飲性肺炎による入院など、健康寿命を縮める大きな要因となっています。
 ここで重要なことは、摂食障害の方は嚥下に関する「神経」は正常な場合がほとんどで、神経が飲み込めと筋肉に指示を出しても、肝心の嚥下筋が衰退して動きにくく、十分な力が出ないため、上手く飲み込めない、あるいは肺の方に食物が入り、嚥下性肺炎を引き起こしたりしているわけです。
 嚥下筋の増強には、いわゆる低周波治療器も有効ですが、実際にやってみると、痛くてとても我慢できるものではありません。
それは痛みを感じる神経が筋肉以上に刺激されることによります。
 そのため、わが社では、神経活動の記述で定評のある「Hodgkin-Huxley」式を用いたコンピュータシミュレーションにより、三種類の複雑な波形を体内で干渉させ、深部の神経を痛みが少なく選択的に電気刺激し、嚥下筋を強化する装置の開発に成功し、実際にラットを用いた動物実験においても良好な結果が得られています。
[After]
 この装置が普及した場合、高齢者が嚥下力を取り戻せることから、体力が戻り、活動が活発となります。状況によっては、食事介助が不要となる場合もあります。
 またこの装置では、嚥下筋周辺の発声に関する筋肉・表情筋も鍛えられることから、嚥下困難以外にも「滑舌を良くし」、「表情を豊かにする」効果、いわゆる若返り(アンチエイジング)効果があります。もちろん顔面だけではなく、電極の位置を変えることにより、全身の筋肉、それも従来機器の場合の表面の筋肉だけではなく、深部の筋肉から痛み無く鍛えることができますから、高齢者のサルコペニア(加齢による筋肉量の減少)の防止にも活用でき、健康寿命の延伸に大きく貢献することができます。
 

深部体内音センサ

[Before]
 弦楽器のか細い弦の振動音が音楽ホールを満たす音にまで増幅される「楽器の共鳴機構」(ヘルムホルツ共鳴器)を内蔵した特殊集音センサです。
 肺の音(呼吸音)など、体内の深部の音を文字とおり「体表に吸い出す」ことができます。
 最近は、電子聴診器のように電子的に増幅する聴診器も普通になりました。しかし、体の奥からマイクにまで到達しない音響信号については、いくら増幅したとしても「サ~」というノイズに阻まれて、聴くことができません。
 特に、肺音は「ス~ハ~」と言う、いわば”風切り音”であり、まさに、そのノイズの帯域と被ってしまい、原理的にノイズとの分離は非常に困難です。
 当社では、電子的な手法よりも、まずマイクの方を工夫すべきと考え、マイクを体に密着させつつ(音響インピーダンスを揃え)、体とマイクの間に楽器を模した小さな共鳴構造をもたせることにより、深部の体内音(深部肺音)を、非常に低ノイズで吸い出すことに成功しました。
[After]
 このマイクの出力をスマートフォン等に接続することにより「遠隔聴診」が可能になります。広く普及した後は、文字とおり体温計感覚で、深部の肺音や気管支音のリアル伝送や記録することができるようになりますので、例えばCOPD(慢性閉塞性肺疾患)・肺炎・喘息等の早期診断及び治癒経過のモニタリングなどに活用することができます。

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